冷瑞葵

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半袖

 半袖、ねぇ……。
 言わずもがな、半袖は夏の必需品だ。どんなに薄い生地だろうが、長袖で夏空の下なんか歩いたら動くサウナになってしまう。
 でも地味に半袖って面倒くさい。ムダ毛処理しないとボーボーの毛を見せびらかすことになるし、脇毛も剃らないと手を上げたときに飛び出ちゃうし、半袖のユニフォームを羽織ったときには袖がチラ見えしてダサい重ね着になってしまう。
 もちろん日焼け止めも必須。日焼け止めをサボって半袖で海に出かけた日なんか、次の日には肌に白Tが彫り込まれてる。
 えー、それで、半袖に関する物語の設定を考えようか?
 難しいな。そもそも半袖というものをテーマにしようなんて思ったことがない。これぞお題小説の醍醐味と言うべきか。
 そうだな、例えば、見た目が様々な宇宙人が共生する世界で、生まれつき白Tを着ているような毛色の個体が……。
 いや、それとも、季節外れの半袖で……。何か半袖がきっかけになって運命の出会いが……。
 ……今の私には無理だ。面白そうな設定が思いつかない。精進します。今日はこんなところで。

7/25/2025, 11:11:42 PM