囚人

Open App

結論がないものを書け、というのは、非常に複雑な題であるが、一つここは試しに書いてみようと思う。
とりとめもない、というと、私の経験談にはなるが、過去に私が恋愛にふけっていた頃の話でもしよう。
それはたった1ヶ月程前のことではあるが、私は当時交際していた彼女と別れを告げた。彼女の元カノが、彼女と仲直りをしたのが許せなく、憎らしく、殺意さえ湧いてしまったのだ。私はどうも器が小さい。それを考慮せず、彼女だけ自由に過ごしている日々がイライラして堪らなかった。彼女とはネットで出会い、成り行きで付き合っていたが、いつしか彼女を本気にしてしまいそうになっていた。というか、本気にしていたのだろう。遠距離の上歳も離れているので、私は彼女に恋愛感情を抱くようなことは無かったが、友達としては非常に仲が良かった。しかし、周りが私たちを恋人だ同性愛だ百合だのいじり倒すので、私は心底ストレスを抱えてうんざりしながら、当時まで得意であった偽物の明るさで、その場を凌いだ。
しかし私は日に日に彼女には呆れ返るばかりで、さっさと別れたく思っていた。どうすればこのメンヘラは私から距離を置いてくれるのか、願わくば、私の前から消えてくれまいかと願うばかりであった。そこで、私は彼女に嘘を言った。死にたいという嘘をつき、自殺をする振りをして被害妄想にふけってもらい、私はどうにか彼女とも煩わしいネットの人間とも別れることが出来た。以前にも、元彼には肉体を求められ、強引に襲われ恐怖した記憶がある。あまり覚えてはいないのだが、その経験があるがゆえに、更に人間が怖くなっていた。特に私に恋愛感情を抱いてくる馬鹿共には、毎度呆れるほどに苦手だった。
しかし今は、一応信頼の出来る友人がいる。心身ともに、徐々に回復しつつもある。こうして、文を書く気力も沸いてきている。もしまた気力が失せてしまったとしても、私はまた立ち上がるだろう。
全てが滅茶苦茶な話にはなったが、テーマに沿っている自信もない。

12/17/2024, 12:08:44 PM