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柔らかな毛並みを撫でる
君は心地よく目を細める
走れなく萎えた脚を
好物の飲み込めない喉を
傷むばかりの内臓を
抱えて尚君は静かにうたう
残される者に伝う悔悟さえ
光無き眼にはもう届かない

‹やさしくしないで›


水町の向こうに覚えておいて
月の灯の下忘れないで
決して消えない君の罪
ただ一人君は覚えておいて

‹隠された手紙›

2/4/2025, 10:23:48 AM