喪ったもの、失ったもの
その重さも数も
その時に感じた想いも痛みも
いつまで経っても消えなくて
見えないくせにいつまでも
古傷のように疼いて痛んで
いきなり襲いくるもんだから
息苦しくて、どこか淋しくて虚しくて
もう慣れたはずなのに、
その夜は眠れずに
震えた指で唇で煙草を咥えた
吐いた煙が淀んで
僕自身を隠すように包むから
なんだか泣きたくなる
喪失感が心に穴を開けるだけなら
どうしてこんなに痛むのだろうか
喪う事も失う事も避けられないんだったら
何度やり過ごせば楽になれる?
9/10/2023, 1:46:37 PM