強烈な寒波が背中をグイグイ押して左右確認をする間もなく前進させられる。車のドアは猛烈な勢いで持っていかれそうになり、隣の車にぶつけないように必死だった。「なんだこの風は?」あまりに強すぎる。温かい飲み物が飲みたくなったが薬を飲む時間にはまだ早い。まだ予定は詰まっているんだ。思考が混乱して正常な判断が狂ったまま、予定していた服を買う。一週間前なら2,000円ほど安く買えたのだが、当時は不要だと判断していた。仕事用の腕時計が欲しいのだけど、もっと安くて「これだっ!」というものは売っていなかった。その代わり、たまたま目についた大きめの電卓を買っていた。軍手をしていても押しやすい。ボタンもゴムでなく反発力がある。自宅に戻れば男衆が昼飯を待っている。相変わらず自由に生きてんな。グッタリとした身体を少し休め、明日の為の自家製ヨーグルトを作る。なんだかんだ言いつつも、やる事がある内は生きている実感がする。完全な自由時間が訪れると胸の圧迫感が停車駅から乗り込んでくる。途中下車はない。ほうれん草のベーコン炒めを一口食べるだけで、それ以上は受けつけない。昨日は切り分けたブロッコリー1個の1/3だけだった。何でだろうね。最近は前より食べれないや。そんな時は無理に食べない。自分を責めない。もしお腹が空いたら飴とかアイスで調整しよう。今日を生き延びることに考えをシフトする。科学者のように試行錯誤しながら生活する。寒さが身に染みて、温かいものが食べたいと思いつつ、固形物は受けつけないことが多いからアイスを食べる。温かい飲み物はあまり飲まない。
題『寒さが身に染みて』
1/11/2026, 7:12:03 PM