学生時代、アロマキャンドルにハマっていた時期がある。
柑橘系やハーブ、フローラル、マリン系。
自分の好みと、お財布との相談で許された物を少量買い求め、休日に使用する。
「休日の贅沢」なんて思いつつ
キャンドルに火を灯して、
ぼんやり眺めるのが好きだった。
そんな個人の楽しみというのは
火を使うことを嫌う親から見れば不思議な事だったようで「何でキャンドルをつけるの?」と問われた事がある。
その時は、「香りが良いから」と当たり障りない事を答えて、「リラックスするから」とは答えなかった。
というのも、火を付けて快感を得る犯罪者がいると親に教えられていたからだ。
そんな親に火を付けるとリラックスするなんて言ったら面倒になるのは火を見るより明らかだ。…キャンドルだけに←
大人になって知ったことだが、
キャンドルのゆらぎは1/Fのゆらぎと言われている。
これは、波の音、雨の音等と同じく、人の心を落ち着かせる効果がある。
学生時代の私が火を見て癒やされていたのは
人間として間違っていなかったらしい。
自分の中でキャンドルブームが去った原因は何だったのか記憶にない。
多分、マイブームが変わりやすい時期だったからだろう。学生時代のマイブームなんてそんなものだ。ある日突然ハマって潮が引くように興味をなくしてしまう。
しかし、こうしてキャンドルをテーマに文を考えていると、また久しぶりにキャンドルを買い求めてみようかなんて思い始めてしまう。
学生時代よりも今の方が癒やしは必要なのだから。
11/19/2023, 10:47:18 AM