『どこへ行こう』型もしがらみも突き返して、自由になったと思った。自由になれればそれでいいと思っていた。幸せと自由を一本の線で繋いだ幼い頃があったから。今目の前にあるのは、自由という束縛。自由はまさしく空虚であって、そこには途方もない寂しさが満ちている。皮肉なことに、型におさめられることを求めている瞬間があることに気がついた。伝う壁すらない暗闇をずっと彷徨っている。どこまで行っても何もないこんな世界で、どこへ行こうと言うのだろう。
4/23/2025, 10:26:44 AM