何処かの白玉。

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※戦争の描写があります。四季刻歌、と言う歌を参考にしてます。


「僕は海ちゃんをを一人にしない!約束っ!」
"僕は君を一人にしない"
あの日ここで
「約束、だよ?」
「もちろん!」
約束したの


もしも、時を
「…ぐぁ、ぐぅ…っ」
「藍!?」
止められたなら
「僕、先に"いくね"!」
決して
二度と
「…わかった!無事で帰ってきてね…?」
「…っ、僕さ…頑張るから。海ちゃんも頑張って?」
進まないでと


バンッ


「…っ、た…ぃ、海ちゃ…?」
「嫌だ、嫌だ!死なないで!泣」
世界、刻に
「…泣か…っないで、海ちゃ、ぁ…」
「っ!わかった、ぁ…」
「…おや…すぃ、かいちゃ…、」
「…」
切り離された




一人、私まだできること


「ねぇ…一人になっちゃったよ…」
「何すればいい…?」
「藍…」
何度、季節変わるとしても
「…っ……」
枯れる日まで歌い続けて
「ん…藍、見えてる…?」
君に君に届くのならば
明日に明日に響いておくれ
「そばに、いたかったなぁ…泣」
"ずっと君の側にいたい"と
「風に乗って、僕の想い、届かないかなぁ…。」
風に乗せて、遥か彼方へ…

3/4/2025, 11:25:41 AM