9月10日 お題:喪失感
火をつけ煙を見る
毎年来ているけど
徐々に思い出せないことも増えた
なんとなく大切な人だったんだろう
いや、大切な人であって欲しい
私の生きがいは特にない
ただここに来る度に
自分の価値を与えられた気分になる
きっとそんな人の全てを覚えていたら
気がおかしくなっていたかもしれない
煙が消えるまでの時間
ゆっくり日向ぼっこをするように座る
あなたが聞いてるかも分からないけれど
「そろそろ迎えが来るかもしれん」
そう言って去って行くのが
毎度の挨拶だ
私の中のあなたが零になった時
また初めからあなたを創ってください
《喪失感はあなたへの想い》
9/10/2024, 3:43:00 PM