ぱっと目についた投稿。
集中力のなさゆえに目が滑り、流し見で追っていた数多の投稿の中でふと指を止める。
ストレートに感情に訴えかけてくるわけではない。
特別捻りのあるような難しい言い回しというわけでもない。
聞き慣れた単語と言い回しの、五十文字にも満たない短い詩。それが私の琴線に触れた。
「あ、この投稿、いいな」
そう思っても、それを伝える術はこの場にはない。
コメントを送る方法も、その投稿を拡散する方法も、もちろん手元に残す方法も、ここにはない。
どうしても伝えたいこの感動が、どこにも向けられないもどかしさ。
やりきれない気持ちを抱えたまま、また次の投稿へ手を伸ばす。
2024.5.6【君と出逢って】
5/6/2024, 8:08:09 AM