「アンタのそういうところが大嫌い。」ある日の学校の帰り道、突然放たれた言葉だった。夏の太陽はまだ空高く、生ぬるい空気が体にまとわりついている。ナルは泣いていた。縋るように自分のスカートを握ってこちらを一身に睨みつけていた。泣いてるナルも可愛いななんて思いつつ、愛しい恋人の涙を拭おうと腕を伸ばす。-途中-
7/18/2024, 3:19:35 PM