『飛べない翼』
私にもしも、翼があったとしたら…
それが正しく
『飛べない翼』であろう
何故か?
過保護を超えた過干渉の毒親に
人生の半分以上もレールをしかれ
結婚相手すらも
そのレールのまま選択をしなければならず
今度はモラハラ、性奴隷
子どもへの虐待夫にレールを握られ
パニック障害、うつ病からの双極性障害を発症
何度も飛ぼうとしたのに…
飛べずに…ここまできてしまい
双極性障害からの一般就労不可との医師の判断
2人分の子どもの塾代、教育費により
債務整理をしている私は
生活保護という選択肢はない
子どもが巣立つ今
本来ならば私も巣立つはずだった
沢山の呪縛から解き放たれるはずだった
けれど…
安定していた13年目のうつ病が急激に悪化
仕事も失い、双極性障害と診断変更
結局…
私の「翼」は一度も飛べぬまま
人生を終えなければならないのだろうか?
子どもが巣立てば、ひとり分の生活費でも
なんとか稼ぐことさえ出来れば飛べるのか?
でも双極性障害は一生の付き合いになるはずだ
また仕事をしても、安定した生活の保証はない
家を借りるにしても
身内を捨てた私には保証人もいない
なにも…
なにもない
それが私だ…
就労支援施設からのスタートが無難だそうだ
障がい者雇用にまでも届いていないという現実
昨年までは働けていたのに…
昨年まではこの夢を叶えて飛べるはずだったのに…
一気に崩れ落ちた現実と、どう向き合えばいい?
毎日この恐怖が一度は襲いかかる
今はゆっくり…
と医師は言うけれど
今もうつ病にすら理解のない毒夫がいるこの家で
ゆっくりなど出来ることなどはないのだ
寧ろ…ゆっくりすればするほど
「養ってやってるんだ!」と言う名の強迫に
怯え続けるのだ
だ、か、ら…
ゆっくり休まなければならない
この身体と心を無理にでも動かし
働くという選択肢をするしかない
それが現状だ
それでは双極性障害がよくならない?
そんなことは…承知だ
でもこの『飛べない翼』を
「飛べる翼」にしなければ…
私の生きる意味を、希望を失うのだ
だから恐らく、今後も再発と寛解を
繰り返すに違いない
でもね…
私にも「翼」があるなら…
途中で折れても
一度くらいは飛ばせてよ!
私が選んだレールを歩みたい…
それが私の切なる願いだ
『飛べない翼』は飛べないのではない
飛ばないのだ
飛ぶ勇気がないだけだ
せっかく「翼」があるなら
チャレンジして失敗した方がずっといい
だからね
私は「飛ぶ」よ!
私は私になんか負けない!
私は「飛べる!」
そう信じてる
11/11/2024, 2:40:52 PM