黄昏の街並み
私を飲み込んで
覆い隠す。
私は消える。
消える。
私はちっぽけ。
汚いこの星に
当たる夕日。
あなただけが特別。
学校で黄昏れる。
誰もいなくなった
教室に思いを馳せる。
大好きだった先輩も、
大嫌いだったあの子も、
所詮人間でしかない。
わたしを殺すことも、
生かすことも出来ない。
私以外に私は私を殺せないし、
殺させないし、生かされないし、
生かさせない。
砂埃が舞うこの部屋に、
もう人類は消えたことを改めて感じる。
ツタの生えた建物。
僕はあと何年、
何十年、苦しまなければいけないのだろう。
10/1/2024, 12:58:19 PM