ページをめくる、タイミング。
最近は朗読公演の練習をやっているのだが、台本のページをめくるタイミングに気を遣う。
大きく2つの場面で気を遣うことが多い。
まず、セリフがページをまたいでいる時。
これは言わずもがなだと思う。
スムーズに朗読をする為には、セリフまたぎのページをめくるタイミングを見計る必要がある。
ある程度セリフが頭に入ってきたとはいえ、一字一句間違えないように読むには、やはり台本を見る必要がある。
自分は割とニュアンスで台本を覚えてしまうから。
脚本家の方の気持ちを考えると、直すべきなのだが…
中々直らない、癖なのである。
役者続けるんだから、直そうとは努力するけど。
話を戻すと、ページをめくるタイミングが早すぎても遅すぎても、セリフが上手く言えないことがある。
ただ、ここは練習をすればタイミングが掴めてくる。
今回もセリフがページをまたいでいる箇所があるのだが、そこのめくりにも慣れたものだ。
セリフもある程度は頭に入ってるし。
…などと調子に乗っていたら、本番でミスしそうだ。
この辺で口を慎んでおこうと思う。
もうひとつ気を遣うのは、他人のセリフの途中。
他人のセリフの途中でページをめくる時、音が鳴って邪魔をしてしまうのが忍びないのだ。
ここも練習次第…と思われるかもしれないが、特に練習という練習をしない箇所である。
そんなところに時間を使っては勿体ないし。
個人的には出来るだけ邪魔をしないタイミング、他の人と同じタイミングでページをめくりたいが…
正直、そこまで気になるものでもないのかもしれない。
観客目線で考えると、全然気にならないな。
そりゃあ必要以上にペラペラ聞こえたら気になるかもしれないが、そんな奴は居ないだろうし。
でも、いざ役者の立場になると気になる。
立場(視点)が変わると気になって仕方がないこの現象、何か名前があるのだろうか。
まぁ、本番でも気を遣えたらと思う。
その余裕を持てるように、今は練習を頑張りたい。
本番でページをめくり終えると、舞台が終わってしまう。
この瞬間がいつも寂しいというのも、言っておこう。
9/3/2025, 5:05:14 AM