ユニセフ募金を、毎月銀行引き落としで続けている。
いつからやってるのかも忘れたし、忘れてしまうほどの金額。
でも、始めた当初は、世界の子供達を救いたい、みたいな野望を持っていた。
そんなん無理だとは分かっちゃいるが。
慎ましい生活の中から、ほんの少しのお金を捻出して世界の子供達へ。
かたや、国家予算の大半を注ぎ込んで、軍事力を強化して、たくさんの戦争孤児を作り出している。
こんなことを続けて、本当に苦しんでいる子供達を救うことが出来るのか、疑問だらけだ。
そして、人間は矛盾だらけ。
「愛と平和」選手権でも開いて、優勝者を世界のトップに据えて欲しい。
もしくは、「愛と平和」検定にパス出来ない指導者は格下げにするとか。
世界のすべての国々でこれが採用になったら、私達の毎日はどんな風に変わるんだろう。
未来を担う子供達がすくすくと大人になり、世界を支えるヒューマンパワーは限りなく膨らんで、地球が抱える諸問題なんかすべて解決してくれたりして。
…まあ、夢物語だが。
そこまでの野望は無いにしても、募金はこのまま続けよう。
何の足しになっているのかも不明だが、そのお金でたった一人でも子供の命が救えるのなら、もうそれは、自分をヒーローと呼んでもいいんじゃないだろうか。
人知れず、愛と平和を守るヒーロー。
ユニセフの名のもとに、今日も世界に救いの手を差し伸べる。
ヒーローだって、かつては子供だった。
守ってくれる存在がいたから、大人になり、子供達を守る存在になった。
どこぞの大統領だって同じはず。
子供だった時代に、たくさんの大人達に守られていたんじゃないだろうか。
自分もそんな大人になりたいと、願うことはなかったのだろうか。
…それとも、国が違えば目を瞑るのか。
すべては救えない。
それどころか、救っている実感もない。
それでも、世界の何処かで起きている現実をスルーすることが出来ないんなら、やれることをやるしかない。
その行動によって、ほんの少しでも世界に愛と平和がもたらされるなら、やるしかない。
…とは言っても、まずは我が子を守れる親でありたい。
3/11/2024, 3:46:53 AM