君が銃口を向けた先には
君にとっての敵がいる
けれど
君にとってのその敵は
君の父親をかつて助けた恩人の
その息子かもしれない
あるいは
君にとってのその敵は
君がいつか愛する誰かにとっての
大切な兄弟かもしれない
そんなことを知らぬまま
その引き金を引くなんて
引かなければならない状況になるなんて
それはなんて不幸なことなんだろう
願わくばどうか
尊敬する父の恩人へ
愛する伴侶の兄弟へ
冷たく固い銃口ではなく
このあたたかな手の平を
互いに差し出していける
そんな世界になってほしい
【愛と平和】
3/10/2023, 11:22:56 AM