蓼 つづみ

Open App

平穏が崩れた記憶の象徴のようなこの日に、
「平穏な日常」を書こうとしている。


時間が静かに差し出してくる、
ひとつの問いのようだ。


湯気の立つ食卓があること。
帰る場所があること。
名前を呼べる相手がいること。
明日の予定を疑わずにいられること。


きっと——
静かに生きていること自体が、
平穏な日常なのだろう。


あまりにも重くて、
今日のテーマに置く言葉が見つからない。


……それでも。
私なりに、平穏な日常を営むために
最低限、持ち続けてきた言葉がある。


「世界を信用しきれないままでも、
生活だけは裏切らないようにしていく強さを持つこと。」


けれど、これは私の話。
あなたの心は、あなたのもの。
大丈夫。そのままでいい。


強さを持とうとしなくても
日常は静かに回り続けるはず。


うまく言えないけれど、
それぞれの平穏があってほしい。


題 平穏な日常

3/11/2026, 12:21:53 PM