シュント

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ある日の学校の放課後。
いつものように部活動を終えて家に帰ろうとした時
「舜翼君!」っと女子に名前を呼ばれた。
何用かと思い声がする方を見てみると、
莉桜さんがいた。
彼女はクラスのマドンナ的存在で、明るく元気な性格だ。僕は彼女の笑顔がとても好きだ。
「あのぉ、良かったらこれっ」
彼女が何か渡してきた。
ぬいぐるみのキーホルダーだった。
「プ、プレゼント!」
!!僕はようやく気づいた。
今日は僕の誕生日。
そのプレゼントを莉桜さんは渡してくれたんだ。
「あ、ありがとう。よく覚えてたね」
彼女がなにやらバックから取り出す。
「えへへ、お揃いだね。」
彼女が笑顔で何かを差し出した。
僕にくれたキーホルダーと同じ…
「嬉しいな!」
そうだその顔だ。僕が大好きなその顔。
これは宝物にしよう。
こんな幸せな誕生日なんてきっとないから。
忘れない。今日の出来事もこのプレゼントも君の笑顔も。
忘れない、いつまでも。

5/9/2023, 1:29:09 PM