段々と意識が浮上して、目が覚めた。
背中が暖かい....頭の下と腰に回された逞しい腕にも彼を感じる。
夜勤を終えて朝方に帰ってきた彼が寝ている私を抱き枕の様に抱きしめて寝たのかなと思うと一層愛しさが増す。
このまま彼に抱きしめられたまま二度寝したい。
しかし社畜の私は今日もしっかりと労働しなければ...
くるりと寝返りを打てば愛しい恋人のすやすやと眠る寝顔が目に入る。
カーテンから覗く朝日が彼の金色の髪をキラキラと輝かせていた。
ああ、何て綺麗なの。
恋をすると何でも光って見えるのかしら...
彼の煌めく金糸みたいに、私の世界は信じられないぐらい鮮やかに光っていた。
#きらめき
9/4/2022, 11:57:48 AM