しずく

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 疲れてしまった。
 多分、私にはどこにも書けないことが山ほどある。
 残してしまったら、弱い自分を欠けている自分を認めてしまっているようで。
 後から見返したときに、どう思われるのが怖くて。
 次第に書けることがなくなっていった。
 いつの間にか、何も書けなくなっていた。
 だって分からない。
 今、自分が、何を思っているのか、何を考えているのか、何を書きたいのか。
 書けない書けないで逃げていたら何も見えなくなった。
 書けないことで山積みにした心の底には、自分の核となるものも埋まっていた。
 埋もれて見えなくなって、探しても探しても見つからない。
 どこにも書けない、じゃない。書くことが見つからない。自分がいない。
 長年目隠ししていた目は、とっくに視力を失っていた。
 目を覆っていた目隠しを外して、ようやく気付くなんて。私、馬鹿だ。


どこにも書けないこと #251

2/7/2026, 1:13:02 PM