#世界の終わりに君と
「は、…?」
目の前が真っ暗になった
ただただ、俺は…同じような毎日を過ごしていただけなのに
ひとつの言動で、どうしてこうも運命が変わってしまうのか
「ぁ…ッ、う…」
「っ…、ごめ、ごめんなさいっ…」
ぼろぼろと涙が流れてくる
もういい。何も気になんかしない
「おれ…、迷惑かけてばっかりで…っ」
そう言うと、頭にふわりと重みが増す
「らんだけのせいじゃねぇよ」
「これは、俺達全員。俺達6人のことだから」
「1人で背負いすぎんなよ」
なんでそんなに優しいの
泣き止ませようと言ってくれたのだろうが、涙は止まらず目から溢れるばかり
「これがダメでも大丈夫だから」
『もう終わりだ』とこの人生何度思っただろうか
それでも、いるまが居てくれたから。いるまのおかげで頑張ってこれた
「これからも、よろしくね」
そう言える事を願って、また歩きだそう
6/7/2023, 10:41:26 AM