「春人〜?」
俺が声をかけると、彼はこちらを振り向いた。
「なに?」
「もしさ、明日世界がなくなるとしたら何を願う?」
「明日世界が無くなる…?」
「うーん…」と唸り声をあげて、目を瞑る彼。
「……死んだ後は天国にいきたいって願うかな。」
「へぇーなんで?」
「…亡くなった彼女に会いたいから。」
「あっ…」
寂しそうに言う彼を見て、しまったと今更ながらに思う。
「ご、ごめ」
「大丈夫!」
謝ろうとした俺を慌てて遮り笑顔をつくった。
「平気だから。ね?」
「う、うん……」
はぁ…やらかしちゃったな……
「秋華は?」
「俺?…彼女が欲しい。」
「ふっww」
「ちょっ…笑うなよ!」
「ごめんw」
春人は笑いは引いたがまだニコニコとしていた。
「…今日ちょっとコンビニ寄らね?」
「?いいけど」
「笑ったからお前の奢りな!」
「えぇ?無理!お金無い!」
「強制だから!」
「いや駄目だって…!」
俺達は今日も過去の事は忘れて笑い合っている。
#明日世界がなくなるとしたら、何を願おう
春爛漫の子とここではない、どこかでの子です!
名前は、
春爛漫…春人
ここではない…秋華
適当に決めました☆
5/7/2023, 2:58:02 AM