危なげのない未来を裏切りたくて
わたしは生意気な瞳を
していたでしょうか
あれは20歳(ハタチ)
良くも悪くも
わたしたちは恐い物知らずな
青い風のようだった
人生の扉を開けた時から
少しずつ年をとり始め
それから
恋をすると好きな人が
世界の全てになってしまうような
恋もして
失恋して酔っ払って泣いた
誰かになりたくて
何かを掴みたくて
自分のことさえわからず
もがいていた
あれは20歳
人生の夏を荒々しく
わたしたちは駆け抜けた
心のままに吹きぬける
青い風のようだった
(テーマ 青い風)
7/5/2025, 9:49:32 AM