noname

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霧の隙間から顔を覗く光。
その狭間から、天使が舞い降りる。
僕だけの希望。
僕だけの神様。
直視なんてできない、眩しすぎるから。
会うことなんて出来ない、貴方は。

私とは違うから。

霧が晴れたら居なくなる光。
その狭間からは、天使の羽が舞い落ちる。
僕だけのもの。
僕だけの、貴方。
触ることなんて出来ない、けがわらしいから。
話すことなんて出来ない、だって貴方は。

私の、私の光だから。

指させば貴方は出てくるのに。
隣にいる君には、見えていない。

全ては、君のせいなのだ。
希望は君だけなのに。
君には言えないから。

私にとっての希望とは、
霧の隙間から見える光では無い。

ただ、何もせずとも隣にいてくれる。

君、なのだ。

10/18/2025, 2:43:37 PM