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「私とあなたじゃ住む世界が違う 第二十話」

「ココですね」
志那達は、パズルの拠点の敷地の前まで来ました。
「へー…ストリートなスラム街ってイメージだな」
カインドは、率直な意見を言いました。
「あれ?インターホンとか無いの?」
「志那、そう言うのはスラム街には無いんじゃない?」
スモークは、気楽に言いました。
「とりあえず、入ってみよーぜ」
スプライトがそう言うと、志那達は敷地内に入って行きました。
「結構遠いな…」
ロードは、意外と広い森に気が遠くなりそうでした。
「不思議だな…スラム街に自然が生い茂っているだなんてな」
カインドを始めとする一行は、薄いベージュの肌、青い目、青のストレートショートヘアの髪型、中肉中背だけど痩せ型、きちんとした大人っぽい服装の
ストリートファッションの眼鏡をかけたインテリなオタクの男に目を付けられていました。
「…侵入者か?」
男は、アメジストを見た瞬間、目つきが変わりました。
「林檎の一味だな…!」
志那達は、長い森の道のりにヘトヘトになっていました。
「あー!疲れて来たぞー…!」
「スプライト、そこで根を上げちゃダメだよ」
スモークは、スプライトを元気づけようと、スプライトに回復薬をあげようとすると、
「マリンフロア!」
と言う声が、遠くの方で小さく聞こえて来ました。
「うわっ!み、水?!」
「キャッ!地面なのに?!」
「大丈夫か?!」
アメジスト以外の一行は、皆オーシャンの術にハマってしまいました。
「アメジスト、おンのは分かっとんねん。出て来!」
男は、術を交わして隠れているアメジストの方を見ました。
「オーシャンですか…」
「あと、俺に攻撃仕掛けたら、コイツ等はどうなっても良いと思っといた方がエエで」
「仲間を人質にされたら、仕方ありませんね…」
アメジストは、オーシャンに着いて行きました。

「ん…?!」
志那が目を覚ますと、縄で拘束状態になっているカインド達と、パズルのメンバーと思われる男性6人に囲まれていました。
「み、皆…!」
「お嬢ちゃん、ちょーっとだんまりしといた方が、エエんとちゃう?」
薄いベージュの肌、薄紫色の隻眼、白いウェーブ掛かったボブヘアの髪型、筋肉質の痩せ型でクールっぽいストリートファッションを着てピアスを付けた妖艶な癒やし系の男は、志那に武器を突き付けようとしました。
「スノー、相手は女の子だから怖がらせない方が良いと思うんだけど…」
薄いベージュの肌、水色の大きめな目、水色のウェーブ掛かったセミロングヘア、痩せ型でカジュアルファッションの天然っぽい問題児の男は、スノーを止めました。
「スカイ、お前呑気やな…相手は林檎の追手やぞ」
「はーい、余興はココまでな。アンタ等に聞きたい事タップリあるから聞かせてもらうで」
ベージュの肌、ピンク色の目、ピンクのショートの外ハネヘア、中肉中背、ストリートファッションの無難に見えるパリピ男は、志那達に尋問をし始めました。

9/18/2022, 10:34:16 AM