無愛想な君の、まるで花が綻ぶかのような笑顔をみた。
そこからはまさに急転落下。
坂道を転げ落ちる勢いで恋に落ちた。
もう一度その笑顔を見たくて、自分に向けて欲しくて。
沢山話して、一緒に居る時間も増えちゃったりして。
そうしたらいつの間にか、無愛想な君の、呆れるような絆されたかのような、はたまた無邪気な笑顔は沢山貰えるようになったけど、いつかみたあの綻ぶような笑顔を貰うことができないまま。
でもね、わかっていたんだよ。
あの笑顔の先にいる人はただ一人だけって。
恋する君の、花が綻ぶような笑顔をみて恋に落ちた。
落ちて、
おちて、
果たして、その先は。
『落下』
#15
6/18/2024, 2:11:02 PM