黒板に書く
明日の日直担当は、キミの苗字と隣にもう一人
一日違いのすれ違い
神様の意地悪に舌打ちしたって、
しょうがないね
いつか巡り会うボクらの未来に、
キミの下の名前がボクの隣に在れば、それこそが運命さ
キミに話したいことは、たくさんあるよ
たとえば、キミと二人で秋の夜空を見上げることができたなら、
アンドロメダの話を聞いてくれるかい?
帰宅時刻のチャイムが鳴る
今日の日直はボク一人
夕日が差す教室の隅で、日報に書く
「特になし」
#85「誰もいない教室」
9/7/2025, 5:24:30 AM