このお題懐かしいなぁ。
はい、書きます。
嫌なことが沢山続いた日は、「時間よ止まれ」と何度も心の中で唱える。
時間は、早く進んで欲しい時には進まず、過ぎ去って欲しくない時はすぐ過ぎ去ってしまうもの。
「正直、1日24時間じゃたりないよね」
「うん。100時間くらい欲しい」
「分かる。外が明るい時間は10時間くらいでいいけどね。それ以外は夜がいい」
「それいいね。あぁ、今日は満月が綺麗だから、この時間のままでいたいなぁ」
「まぁそうは言っても、明日は来るからね。じゃ、おやすみ。また明日」
「ん、おやすみ」
スマホから、プツッと電話が切れる音がした。
願ってもいないのに、明日は来る。
世の中は、時間だけは平等に振り分けられている。
私は窓から見える満月から目を離せなくて、そっと呟いた。
「時間よ止まれ」
9/19/2024, 12:03:27 PM