〜いろんなお話〜

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【君と歩いた道】

放課後、用事があった私を

彼はいつも教室で待ってくれていた。

電車があるからそろそろ帰ろう。と、

皆んなが荷物を持ち始める中

「もうちょっとだけ居たい」

彼は私にだけそう呟く。

結局教室に2人だけ残って、

7.8時ぐらいまで沢山話して、

暗い線路沿いの道を、手を繋いで歩く。

寒い日はポケットの中で繋いだり、

誰も見えないところでキスをしたり。

この道は思い出が多すぎて

当分1人では歩けないなぁ。

そんなあの頃に戻りたい子のお話。

6/8/2025, 2:09:34 PM