もしも過去へと行けるなら、自分だったら、
どうしていたのだろうかと、一度は考えた。
けど、考えていることは、全て同じだった。
それは、私という存在の抹消だったのだ。
いや、語弊があるか。選択肢を変えるの方が、
まだ、分かりやすいのかもしれないな。
簡単に言えば生まれる前、母親の選択肢を変えて
私を生まれなくさせるが正しく言うとそうなる。
こんなにも、悲惨な運命を背負わせておいて、
罪滅ぼしとは、思ってはいないけれども、
どの世界線に行っても、私という存在が消えても
貴女の未来に希望を持って幸せに生きて欲しい。
ただ、それだけなのですから、それだけでいい、
でも、少し後悔もある。私の周りの人達だ。
私という存在が与えた影響で様々な可能性に、
触れてしまった人達も居るからだ、それは、
新たなる可能性でもあり、その選択肢を減らし、
失くしてしまっている可能性だってあることを、
無くしてしまう事になってしまうのだから、
周りの人がどんな風に変化してしまうのかだけが
唯一の心残りでもあり、後悔という懺悔でも、
あるのかもしれないと思うとこの空間で考えて、
また、どうするかなんて、期待してしまった私を
どうか許してください。だけど、一つだけ、
一つだけでいいから、願い事を叶えて下さい。
この最後の我が儘だけは、どうしても、
何があったとしても、やらねばならないのです。
"運命を変えて、私という存在が消えても、
皆の運命を側で幽霊でもいいから、
見守って脅威から守りたいのです。"
それが、残された人達への、奉仕にも繋がるから
私が射なくても、側で何か貢献をしていれるから
あなた達の周りで少しでも、役に立ちたいから、
私は、運命を信じているから、幸運を信じて、
みんなを、信頼しているから、だからこそ、
こんなことが出来るから、私を忘れて欲しい。
見えない存在、消えた存在でいいから、
罪への逃避でもいいから、ずっと、側に居させて
寿命がみんな尽きるまでは、待っているからさ。
終わったら、思い出させてあげるからさ、
それまでは、我慢するからさ、ご褒美くらいは、
用意をちゃんとしておいて欲しいな。
長い時間、どれだけ経っても、いいからさ、
あの世で、沢山、沢山、色んな話をしようね。
いつか、約束した、あの空の向こう側で。
長くなっちゃったね。それじゃ、行かないとだね
ありがとう。話を聞いてくれて、それでは、
いつ終わるかも不明な、多忙で、楽しい、
見守り護衛の運命転換のお時間の始まり、始まり
私という人生の終了から始まったんだけどね。
それが、終わってから、この本当の意味での、
歴史を変えてしまいそうなレベルのお話が、
始まりますから、皆様、覚悟はよろしいかい?
なきものあらずの、少女が一人奮闘する物語。
『時の懺悔と共にあらん事を』の始まりだよ~
※この物語は、ノンフィクション(実際に考えた)
という事が何割か含まれているファクションと、
なっておりますことをご注意して読み返してね。
7/24/2025, 2:34:53 PM