「さよならは言わないで」
高校生になった僕は余命半年と宣告された。
残りの時間を何に使うか考えた。
その時彼女に出会った。
彼女は雪のように綺麗な人だった。
僕はあっという間に心を奪われた。
それから、彼女と恋をした。
暖かく、儚い恋を。
さよならが来るってわかってるのに。
結末はわかっていたはずなのに。
それでも、そばにいたかった。
あっという間に半年なんて過ぎ去った。
そして、さよならの時。
彼女は僕にさよならは言わないでと言った。
僕は、来世でもまた出会いたいな。
と言い残した。
12/3/2024, 11:07:30 AM