まそむ

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こころが、晴れ上がる。

僕の血みどろの手の下には、見る影もなくなった両親の骸が転がっている。大ぶりの刺身包丁を投げ捨てた。カラカラと音を立てて部屋の隅に転がっていく。もちろん包丁も血まみれだ。日頃の想いを込めて、両親を滅多刺しにした。

刑務所に行くのか少年院に行くのか知らないけれど、両親に脅かされ続ける日々からはさようならだ!
僕の心は晴れわたり、快晴の秋の空のように高く澄み渡っていた。

夢、だった。布団をはいで身体を起こして、包丁を探す。ない。ない。両親は健在で、今日も僕を甚振ろうと悪意を向けてきていた。たすけて、誰か。

【快晴】

4/13/2026, 11:00:33 AM