人生というのは天気や季節の移り変わりと似ていると思う。つらくて苦しくてどうしようもなく絶望に沈んだあとはなにか自分にとって嬉しいことが待っている。よく考え思い返してみると、つらいことばかりじゃなかったはずだ。でも、幸せなことだけでできた人生でもない。
「もしもこの世が喜びばかりなら、人は決して勇気と忍耐を学ばないでしょう」ヘレンケラーの名言だ。私は彼女の生き方や考え方に深く感銘を受けた。三重苦と呼ばれる「目、耳、言葉」
そのすべてを奪われた人生はどんなに冷たく高い壁だったのだろう。でも彼女は自分の障害をマイナスにとらえず、前向きに明るく生きてきた。きれいな景色を見られること音楽の世界に浸れること、大切な人と話ができること。そのひとつひとつに改めて感謝したい。「人生は振り子のようなもので、つらい方にたくさん振れれば次は幸せな方にたくさん振れる」と言う人がいるけれど本当かどうかは分からない。あなたの感じ方次第。どうしてもつらく、立ち直れそうにない時根拠のない話を信じ縋ってみてもいいと思う。私が今日のお題から感じ、みなさんに伝えたいことは「生きていく中で自分を奮い立たせて乗り越えることだけが方法ではない」「時にはどこかの誰かから聞いた根拠はないけど明るい気持ちになれるような話を思い出し、自分を納得させて明日を生きていくための糧に変えるのもありだと思う」ということ。もしも今、人生に疲れ生きる意味を見失いそうになっているならそんな自分もどうか認めてあげてほしい。テキパキ動いてこなすことだけがすべてではない。一日も早く心が楽になり、数多い闇の中にも少しの光を見いだすことができますように。
12/2/2024, 11:32:49 AM