「どうして……」
冷や汗が落ち、首筋を流れる。
言いようもない緊張が私と恋人の間に走った。
「ごめん……」
「ひどいです」
彼の手元にあるのは私がとっておいた大切なプリン。
「ふたりで食べようと思ったのにー!!」
そのプリンのひとつを食べていた。
「お腹すいてたのー、ごめぇん!!」
「ひどいです、ひどいですぅ!」
私は頬を膨らませて彼の背中をパシパシ叩いた。
後日、お詫びのデートでお高級なプリンを食べに行きました。
仕方がない、許します。
おわり
六〇八、とうして
1/14/2026, 12:22:28 PM