ヨルガオ(短編小説)

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「俺さ、一回空飛んで見たいんだ」

『……なんで?』

「いや…なんかいいやん」

「人間には出来ないことをする感じ……」

『……空ぐらい人間だって飛べるよ』

「そうなん?それって何十年後とかの話?」

『いや……お前だって今からでも飛べるよ』

「まじかよ」

「どうやって飛ぶんだよ」

『…そこの窓開けて』

「……おう」

「で?その後はどうすr」

『……………』

『飛べただろ?よかったな』


ー鳥のようにー

8/21/2023, 1:33:10 PM