伊丹 心乃葉

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初恋の日は覚えていない。でも振られた。心中に誘って。当たり前だ。せめて普通に付き合えたら。無理か。あんなに自由で笑顔で元気な子が私みたいに辛い想いをしていて。そこからもっと好きになった。でも恋愛感情か友情か分からなかった。今でも。あの子は、可愛い女の子。
初恋の日はいつも通り。新しい環境でいつもより一段とだるく、死にたかった。でも新しく出逢った人と話していて、死に方の話になった。
「好きな人と一緒に死にたいかな。」
何言ってるんだろ私。
「君とならいいかな。一緒に死んでも。」
私は、この一言で惚れた。あいつは、可愛い男の子
「私は二つの初恋をもつ。」
お題『初恋の日』

5/8/2024, 10:06:08 AM