快感、気鬱、躁状態。
「お前、わかってるのかよ。先生はな、お前のこと見てねえし、それが、お前の躁鬱の原因だってわかってやってるんだよ」
そんなこと言われても、俺の求めているものは、手に入らないのは分かっていた。
それがとりとめのない、悪循環だとしても、俺は先生に手を伸ばさずにはおれないのだ。
俺が俺という、矛盾から抜け出せられないのは、あの人のせいなのだ。
苦しんでいるのは、あの人に笑ってもらうためなのだ。
いつか、矛盾が無くなるように、育てなければ。
墓の上に咲いた、苦しみと悲しみを吸った花が、大きく咲きますように。
あの人の心に少しでも、俺という花が根を張りますように。
7/21/2023, 10:28:40 AM