たくさんの想い出を抱えて生きているそれを失えば自分が自分でなくなる様にそれ自身が生きた証だと思える。想い出は色褪せ、いつしか忘れ去られてしまうそんな儚いものなのだと思い知っている。嫌というほどに。忘れたくないものほど、記憶の彼方に消えていき忘れ去ってしまいたいものほど、色濃く記憶に刻み込まれている。楽しかった、幸せだった頃より恐怖や辛さ、悲しみに濡れた頃の方をよく覚えているそんな、記憶を、想い出を抱えて生きていく。
11/18/2023, 4:15:14 PM