雪を待つ降り積もる雪と一緒に舞う君。君の髪とまつ毛に雪が積もって、いつもより眩しく見えた。互いにふっと笑いながら、手を取った。降り積もる雪は、この大切な愛すらそっと匿ってくれているようだ。雪を溶かすほどの熱を胸に秘めたまま、二人は雪に包まれながら遊んでいた。私たちは、溶け合い交わっては、春にそっと流されてゆく。そしてまた冬を待つ。いつまで繰り返せるだろうか。降り積もる雪のように、心に募ってゆく。
12/16/2024, 10:00:40 AM