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【夏】7月15日

お祭り。花火。プール。浴衣。

縁日。わくわく。ふわふわ。ひらはら。

円で「おおきに。」
煙管で「なんとなく。」
濡れ場は「目闇女。」
容易く脱ぐのは「急い手筈子孫知らぬ。」

−−痛覚があるのが嫌だった。
これ程までに「五感」を
「丁度五分ほど前に逢った」見知らぬニヤけた
骨まで透けて見えるよな
「下心達」の餌になる。

ならば
どうすらば勝てようか
10代の小娘が 目上の大人に−−

気付きゃ何だか
全て染め上げられて そうもいかんと
蹴落とし 「しめしめ」と言う 大人の考えを
見抜いて 私の色にしてやったり

なんて、したり顔して 祇園祭の後の帰り道。

同年代か…少し下の「青」が「こちとら無縁」と
毎年 毎年 戯れている。

幾度も「お金あげるから遊ばない?」と
言おうとして 我に返ると言う何の意味もない
「寂しい。」を伝えたとて「伝わらない。」

そんな思い出しかない私の夏は
炭酸に恋をする。

こんな事しか思い浮かばぬ女を誰か
笑って飛ばしてくれよ。
「下らない。」って。

その方が浮かばれる、のにな。

7/15/2025, 3:56:55 AM