DAISUKE.

Open App


君がいた日々は

本当は幸せだったんだな…


くすぐったい

馴れ合いの距離も


ほんの少しの

窮屈感も…


君がいなくなって

また欲しくなってしまって…

こんな僕はどうかしているね。


穴だらけのコルクボード

溢したコーヒーの染み

右側の空いたソファー

言うことをきかないトースターに

君の頬杖…向かい側のテーブル…


もう君は居ないのに

まだ こんなにも

君の声が響いてる。


そっと

季節の栞を揺らす風が吹いた


「ねぇ…」


ふいに僕を呼ぶ


君の声みたいに…。





- 貝殻 (シェル) -









9/5/2024, 9:45:29 PM