和順

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『月夜』

空気の澄んだ山頂付近、星々が雲にも木々にも都市の明かりにも邪魔されない月夜の元、私は日々の現実を逃避しに幻想に抱かれにここに来た。
私は小説を書いているが人に知られる小説家にはなれなかった。理由は幾つもあるだろうが、1番大きいのは私の書く物語がマイナーで運が悪いからだと思う。そんな現実に嫌気がさしている。もしも私の書く物語が人気だったらどれだけ良かっただろう、人気だったら私の実力不足と切り捨て実力を付けるために努力できたから。そんなちょっとだけ遠くてでも手を伸ばせば届きそうな幻想に抱かれている
月光が私を照らすのを止めるまで

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3/7/2026, 11:27:48 AM