遥遊

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カーテン


夜明けが早い

星の瞬きとひとり

会話しながら朝を迎えてしまった

誰にも言えない

誰にも知られたくない

自分の醜さに

そっと薄手のカーテンで仕切り

ほどほどの距離感を保ってきた

それでも時折

人恋しくて…

誰にも悟られない真夜中に

カーテンを開け月明かりに語りかける

朝日の眩しさにはまだ

微笑みかける勇気がなくて…

でも、でもね

カーテンの向こうに

私を待つ何かの声が聞こえてくるの

そこへ踏み出す勇気

光溢れる場所で自分を愛せるのかな

6/30/2025, 9:19:46 PM