不思議な浮遊感が私を包み込む。空気を含んだ泡が、私をすり抜け水面に浮かんでいく。同じように、身を任せて浮かぶと、太陽が目を焼いていく。それでもなお、力を抜いていくと、水に同化していくような感覚があった。昔からこの感覚が好きで、川や海によく行った。今思えば、このまま溶け出してしまいたかったのだろうか。泡みたいに、水に含まれて、最後には空気と同化して。そうやって、緩やかにひっそりといきたかったのだろうか。題:泡になりたい
8/6/2025, 12:18:14 AM