毛布

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花屋さんで売られている花々に心があるなら、これから自分はどんなヒトに買われて、どんな生活を彩るのだろうとか、すごく期待してると思うんですよね。

それがプロレスとかいうショーがあって、レスラーがリングに上がると、見目のいい女性がなぜか花束を持って登場してこれをお渡しする。するとレスラーはその花束を高く挙げてファンにアピールすると、その花束で敵役をバシバシ殴る、というお約束がありました。
花卉農家さんがきちんと育ててくれて花咲かせ、一番いい時期を見はからって出荷してくれた、期待でいっぱいの花々が、無念にも凶器となってリングに花びらを散らせる、なんとも悲しい光景でした。

あれはたとえていうなら、いい感じに衣をまとって油でサクッと揚げられたコロッケが、シャキシャキのキャベツの千切りなんかと一緒に夕食のおかずになって、子供たちにも喜ばれるぞ、と思っていたら、なぜか「かけ蕎麦」の上に乗せられて、サクサクなんか台無しの汁でグジュグジュのコロッケ蕎麦にされた、という毎度おなじみの「コロッケ蕎麦」、あれと同じような悲しい無念さがあります。

2/9/2026, 9:26:46 PM