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君に絵を見せることは、少し恥ずかしさを感じることがある。その絵は、決して上手いものではないけれど、君に見せるためなら、いつもやらないことをやってみたくなる。
君は、少しトーンの下がった声で言った。
「えーうまいのね」
いつもの君ではないと時間が経って思った。私たちの間には、灰色の渦が巻いているようで、うまく喋れなかった。私がそれが気になって、心の中に寂しさを抱えながら今日が終わった。

12/19/2024, 1:15:10 PM