空を見上げて心に浮かんだこと(2023.7.16)
「なぁ、空の上ってさ、何があると思う?」
「宇宙」
「いや、そんな科学的な答えが聞きたいわけじゃなくてさ…もっとロマンに溢れた回答をくれよ!」
「じゃあラ◯ュタ」
「版権に配慮しなきゃならん回答もやめろぉ…」
「なんなんやうっとおしい。言いたいことがあるならはよぉ言いよれ」
「標準語キャラのくせに急に謎方言で話すのもやめろ…読者が混乱しちゃうだろぉ…」
「ご自分も大概メタいこと仰ってる御自覚がございませんようですけれども」
「うん、もういいから話を進めるんだけどさ、空の上には天国があるとかいうだろ?」
「わぁ初耳ですねぇ」
「そこは一般常識として受け止めてくれ…よく言うじゃん、死んじゃったお母さんはお空の向こうにいますよーって」
「それって大人の偽善じゃないですかやだー(棒)」
「うん、スルーするわ。んでさ、なんでああいう死後の世界ってやたらと空の向こうやら空の上とかにあるって言われるんかなぁってふと思ってさ」
「そりゃあまぁ、明らかに手の届かないところだからじゃないの」
「急にまともに話すなよ…怖いよ…」
「何言っても怒られるのは理不尽だと思うんですが」
「まぁ確かに、昔から人間には空への憧れってのがあるもんな。なんか地面より空の方が高尚な気がするし」
「無視?あともし巨大な地下帝国が存在した場合その発言はフルボッコにされるから取り消した方がいいと思うよ」
「本当にあるなら見てみたいなぁ、空の上の世界をさ」
「まぁ少なくとも、こうやって地下深くに地獄があるわけだし、ない話ではないかもね」
「だろ?」
ある休日の獄卒たちの会話でございました。
7/16/2023, 11:55:01 AM