欠損品

Open App

「大丈夫 ずっと傍に居るさ」

そう言っていた彼は何処に隠れているのだろうか
朝起きると貴方が居ない

一緒に逃げようなんて言ってくれたのは
結局皆と同じ嘘だったのだろうか

汚い身体で 貴方を探してまだ動く
折角逃げてきたのに これじゃあ生きてけない


突然 背中が熱い
熱い 熱い あつい あつぃ ����

「何処に行っていたの 僕から逃げるの 」

「 」
絞り出しても声が出ない
でも確かな安心がそこにはあった

「 一緒に死のう
綺麗な楽園に行こう」

貴方だけが私を救ってくれる


フィクション

1/6/2025, 1:49:03 PM