百合の花びら。

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太陽のような

最近太陽が見えない。
分厚く広がっているものに遮られて。
時々、遮っているものから水が降ってくる。
量は様々で、
ポタポタと1粒1粒が大きいもの。
しとしと、と静かに降るもの。
ザーザーと、遠くが見えぬほど降るもの。

太陽が見えなくなって、頭が痛くなった。
太陽が見えなくなって、不安になった。
太陽が見えなくなって、泣きたくなった。

君は太陽のような人だった。
そんな君がいなくなって、私の心は、光が見つからない。
ずっと、水が溜まって、その上にどんどんかさが増していく。

私の心は、どこか肌寒い。
照らし続けて欲しかった。太陽のような貴女に。

2/23/2024, 5:09:47 AM