『君の背中』
わたしは人の顔が好き
百面相で楽しくて
写真もいつもドアップで
シワも毛穴も心まで
あなたは背中ばかり撮る
後ろ姿が好きと言う
作り笑いをされるから
人の自然を、見るためと⋯
わたしはいつも寂しくて
群れを探して生きていた
一人どこでも行けそうな
強いあなたに時めいた
「君の背中はそうじゃない」
翼広げているよって
坂を駆け下り飛びなって
背中叩いてくれた人
あなたの背中見ていると
大きな空に見えてくる
誰も背中に隠すんだ
本当の自分の、その素顔
2/10/2025, 12:45:22 AM